清掃員のバイトで社会の厳しさを知った

今まで私は色々なアルバイトをしてきましたが、中でも印象深かったエピソードがあるのが、清掃員のバイトです。

私はあまり人とのコミュニケーションが得意な方ではなかったので、なるべく一人でも作業できる仕事を探していたのですが、そんな時に見つけたのが清掃員のアルバイトでした。

時給も割と良く、拘束される時間も少ないというメリットに惹かれて、経験のない私でしたが思い切って応募することにしました。

いままでいろいろな職場や仕事を経験してきて、いつもコミュニケーションで躓いていた私にとって、このバイトだけは長く続けていこうと、決意を胸に求人に応募したのです。

実際に作業中は基本一人で行うので気が楽だったのですが、楽な事ばかりでもなく、特に人間関係で困ったことも多くありました。

このバイトなら人付き合いをしなくても良いと考えていた私でしたが、世間はそう甘くないことをこの時強く実感しました。

どんな仕事にも大なり小なり、他人との関係は切っても切れないものだと、そう考えるようになったきっかけです。

特に清掃現場に向かう最中のワゴン車の中での雑談などにつていくことが出来ずに、一人だけ浮いてしまったりと、移動時間中は苦痛でした。

それでも仕事の時間も基本は午後からで、最低限の生活費を稼ぐだけなら十分なバイトです。

仕事の手順も特に難しいこともなく、すぐに覚えることが出来て、一度覚えてしまえばあとはルーチンワークなので、今までやってきた仕事の中でも楽な部類のバイトでした。

色々と楽しいこともあったり辛いこともありましたが、同僚などの話を聞いていると、新卒で採用され順調に出世街道を歩いていたのに、上司の失態の責任を負わされて会社のリストラにあい清掃員のバイトに行きついたとか、精神疾患があって普通の仕事が出来ない人などがいて、色々と大変なのは自分だけじゃないんだなと、社会の厳しさを改めて実感しました。

清掃作業は基本的に就業時間の過ぎた時間帯など、ビルなどに人がいない時に行われるのですが、清掃をしていると時たま残業で人が残っていることがあり、正社員も大変なんだなと思いながら清掃をしていたのです。

こういったバイトをしていると社会の負の側面も知ることが出来るので、辛いのは時分だけじゃないと少しだけ自信が湧いてきて、人付き合いが辛くて何度も逃げ出した私でしたが、もうちょっとだけこの清掃員のバイトを続けてみようかなと思います。